思い出アニメ①
はじめまして、暇雪です。
ただの思い付きで始めたこのブログですが、主にアニメ(たまに洋画)についての思い出や最近見た、感じたアニメのことを中心に綴っていこうと思います。
まずは、第一回目となる今回ですが、皆さんは人生の中で一番深く心に残っているアニメといえば何が思い当たるでしょうか?
人それぞれ、それこそ百人百色ともなるこの質問に対し、すぐに回答ができる人は少ないでしょう。
私も急に言われたら、しばらくは考えて、悩みに悩みぬく気がします。同じ人でどの気持ち、感情を重視するかによって答えるタイトルは変わるはずです。
その中でも私は、人生の中で一番衝撃を受けた、アニメの楽しみ方が変わったという観点で1作品選びたいと思います。
それは、「ひぐらしのなく頃に」です。
タイトルだけで言えば、皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれません。
それほど、人気の高い、色々な意味でアニメ史に残る作品だと思います。
(※このブログではアニメについてのみ語ります。原作はもちろん、様々なメディアミックス作品を展開する本作ですが、あくまでもアニメのみということをご容赦ください。)
今でも初めて、「ひぐらしのなく頃に」をテレビで見たときの衝撃は忘れません。
その時代は、今のようなハードディスクで自動録画なんてものは存在しませんでしたから、ビデオデッキを使って、深夜アニメを録画していました。
当時は、確か野球中継でアニメの開始が遅れていました。ただでさえ眠いのに延長しやがって、野球中継め。なんてことを思いながら、ようやく時間になり、録画ボタンを押してアニメを眺めていると、なんと急にバットで女の子を殴りつける少年の絵が流れているではないですか。
えっ、何だこのアニメは?と急な犯行現場の描写に動揺を隠せません。
衝撃なアバンタイトルを見せられた後のOP映像もなんだか様子が違います。
神秘的な森の描写があったと思えば、女の子が裸足でガラスの上を血を流しながら歩いています。
衝撃なアバンからの不穏なOP、と思えば、Aパートが始まればなんてことはないほのぼのとした田舎の学校に通う登場人物たちが描かれます。
録画ボタンを押してすぐに寝るつもりだったのに、衝撃のオチ?ネタバレ?を見せられ、気になりすぎて最後まで見たのに、冒頭で見た犯行現場にどう話が繋がっていくのか皆目見当もつきません。
今振り返ってみれば、あの時からすでに私は「ひぐらしのなく頃に」の魅力の術中はまっていたのかもしれません。
「ひぐらしのなく頃に」は○○偏といった、メインとなる登場人物を変えて、ある意味オムニバス形式のような構成で展開されていく、当時のアニメとしては珍しいタイプの作品でした。
それを知らずに見ていた当時の私は、えっ、4話で主人公死んだけど、来週どうなっちゃうの?えっ、なんで先週死んだ主人公が普通に生きてるの?と初めての経験に驚きっぱなしでした。
「ひぐらしのなく頃に」の話構成を把握してからは、興味は一体物語の真相はどうなっているのか?物語の中に散りばめられた謎や伏線はどうなるのか?そればかり気になっていました。
今のようにYoutubeやネットで考察動画を見る、ネタバレサイトを見るなんて文化はありませんから、毎週ドキドキ、ワクワクしながら先の展開を楽しみに放送日を待っていました。
少し前まではあんなに仲良く、キャッキャウフフしてたのに、何でそんな怖くなるの?と何度思ったことでしょう。
声優さんの演技って本当に凄いなと思ったのもこの作品が初めてだと思います。
前原圭一役の保志さんをはじめ、出演されていたキャスト全員が圧巻の演技でした。
そんな、「ひぐらしのなく頃に」も先クールでは、リメイクと思わせての完全新作、「ひぐらしのなく頃に業」。十何年経った今になっても、あの時のような衝撃と(良い意味での)裏切りを味あわせてくるとは。。
話したいことは山ほどありますが、初回ということで、今回はこのあたりで。
「ひぐらしのなく頃に業」の話もいつかしたいと思います。
次回も思い出アニメについて語りたいと思います。
それでは、また。
----------------------------